女の子を助けてあげたら、突然目の前で服を脱ぎ始めたので、話を聞いてあげると、衝撃の事実が発覚

1:

ひどい暴行を受けて雨の中放心状態になってる女の子
大学の帰り道

時間は22:30

男「うわ~・・・ゲリラ豪雨ってやつだな・・・」

土砂降りの雨の中コンビニで買ったビニール傘をさしながら帰路についていた

ブロロロロロ・・・

バシャッ!!

車が水たまりの水を俺に引っ掛けて去って行く

男「ちっ・・・!まぁ、この天候じゃしょうがないか・・・」

すれ違う通行人もみんな早足でお互い無関心だ

その中で水を盛大にかぶった俺だけ堂々と雨の中を歩いていた

男「もう雨なんざ関係ないな・・・」

ザー・・・

前から自分と同じように傘もささずに歩いている猛者がいた

男「やるなぁ・・・まだ小さい女の子なのに」

とぼとぼと今にも転びそうな足取りで雨の中を歩いている

ドンッ

バシャッ

すれ違ったサラリーマンに肩がぶつかって女の子が倒れた

サラリーマン「・・・・・」

サラリーマンは何事も無かったように歩き去った

男「ひっでぇ・・・」

なんだか同志がやられたような気がして俺は駆け寄った

男「大丈夫か?」

女の子「・・・・・」

ザー・・・・

何か言ったのか雨音で聞き取れない

ただ・・・女の子の顔はこの世の全てに絶望したようにやつれていた




8: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 19:23:33.64 ID:DQofUWco0

男「おい・・・!大丈夫かよ!?」

ザー・・・

雨音に負けないくらい大きな声で話しかける

男(泣いてる・・・?)

雨水なのか涙なのかわからないが女の子は泣いてる・・・気がした

男「家は・・・!?なんで傘もささないんだよ!?」

傘をさしていないのは自分もだが

女の子「・・・・ない」

男「なんだって!?」

よく聞き取れなかった

女の子「帰るとこ・・・ない・・・」

今度はしっかりそう聞こえた


1:


9: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 19:30:03.81 ID:DQofUWco0

・・・・・・

男のアパート

男「ひどい雨だったな・・・」

何とか家にたどり着いた

女の子「・・・・」

男(連れてきちゃったよ・・・)

あのまま無視も出来なかったのでとりあえず雨が止むまでということで家に連れてきた

男「とりあえずあったまんねぇと・・・!」

急いでレトロなストーブに火をいれ風呂を沸かす

男「ほらよ、ちゃんと拭いときな」

ファサ・・・

タオルを渡すとゆっくりと髪を拭き始めた

女の子は小学生・・・もしかしたら中学生かもしれないくらいだ

男「ほら、お前もあたれよ。あったかいぞ」

ストーブの前に座らせると女の子は素直に火にあたった

男「とりあえずこの雨が止むまでな・・・なんっも変な気とかないからな!」


1:


10: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 19:33:37.52 ID:DQofUWco0

自分に言い聞かせるように宣言する

状態を見れば十分にアウトだ

男「そろそろ風呂いいかな・・・?」

女の子はびしょ濡れの服を一生懸命さっき渡したタオルで拭いていた

男「おいおい、そんなんじゃダメだって・・・したの階に乾燥機持ってる先輩がいるから乾かしてもらってくるよ」

言ったあとに自分がとんでもないことを口走ったことに気がついた

男「別に・・・変な気とかないし・・・!雨が止むまでだし・・・!」

11: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 19:37:58.65 ID:DQofUWco0

すると、女の子はその場で服を脱ぎ始めた

男の俺が見ているのに全く抵抗がないようだ

男「バカバカバカ!!!せめて脱衣所いけ!!」

脱衣所に女の子を押し込むと深呼吸をして落ち着く

男「なんだあの子は・・・?」

バタン・・・

風呂場に入ったおとが聞こえたので脱衣所にある女の子の服をかごに入れて

男「じゃ・・・服乾かしてくるからな」

一応ことわっておく

無断で持ち出したらただの変態だから

ふと服をみると所々に赤黒い染みがある

男(・・・血?)


1:


12: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 19:42:41.27 ID:DQofUWco0

・・・・・・

先輩に乾燥機を借りると伝えると自分と女の子の服を先輩に見られないように乾燥機に放り込む

先輩「おう、男!ちと呑んでけや!」

男「いや・・・今日はいいす・・・」

先輩「んん?お前また新しいの借りてきたな!?」

男「何がですか?」

先輩「お・と・な・・・のDVDだ!」

バタン!

男「あとで洗濯回収にきまーす」

この先輩は結構いい人なのだが無駄に寂しがり屋なのだ

13: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 19:49:31.49 ID:DQofUWco0

・・・・・

ガチャ・・・

男「ふぃ~・・・」

部屋に戻ると・・・

女の子「・・・・・」

ほぼ全裸で部屋の真ん中に女の子が立っていた

男「ヴぁ・・・!バカ!何かきr・・・」

服は自分がさっき持って行ってしまった

女の子はさっき自分が渡した濡れたタオルで申し訳程度に身体をおおってる

男「あ~・・・悪かったな。そこまで気が回らなかったわ・・・。いや、本当に変な気とかないから」

必死に言い訳をならべる

女の子「雨が・・・止むまで・・・」

やっとまともに出た言葉がそれだった

男「そうだ、雨が止むまでだ」

クローゼットから自分のTシャツとパーカー、ジャージのズボンを取り出して女の子に渡す

男「下着はどうしようもないから・・・とりあえずこれ」

女の子がゴソゴソと着替え始めたので後ろを向いて素数を数えた


1:


18: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 20:19:32.01 ID:DQofUWco0

終わったともなんとも返事がないので

恐る恐るふりかえると・・・

女の子「・・・・・」

早速ストーブに当たっていた

男「あ・・・寒かったのね」

隣に座ると女の子はちょっと怯えたような顔でこっちを見ている

男「なんもしないよ・・・」

警戒されている・・・とは違う何か妙なものを感じた

女の子はまた元どおりにストーブにあたる

男「・・・名前は・・・?」

女の子「・・・・・」

またおなじようにこっちを見ている

男「名前わかんないと・・・会話も出来ないじゃん?」




1:


19: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 20:25:35.63 ID:DQofUWco0

女の子「・・・姫・・・」

男「ひめ・・・?」

変な名前だが・・・名前が分かっただけでも前進だろう

男「姫か・・・珍しい名前だな」

姫「・・・・うん」

なんとか会話になってきた

男「俺はだんって言うんだ。男って書いてだん」

姫「・・・だん?」

男「・・・・・」

姫「・・・・・」

男「いま変な名前って思ったろ?」

姫「・・・だん・・・男・・・」

よくわからんが覚えようとするように何度も名前をとなえる


1:


20: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 20:31:37.72 ID:DQofUWco0

男「覚えやすいだろ?親父がつけてくれたんだぜ」

姫「・・・へえ・・・」

男「姫はお父さんかお母さんは・・・?」

姫の表情が固まった

姫「あ・・・あ・・・」

顔がみるみるさっきあった時のように恐怖と絶望にそまる

男「あ・・・いや、別にいいんだ!ちょっと聞いただけだから・・・!」

なにかいけないことを聞いてしまったようだ

姫「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

何度も何度も呪文のように何かに謝り続けた

男「ああっ!!悪かった!もうその話はいい!!」

つい自分まで取り乱してしまう


1:


22: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 20:36:50.33 ID:DQofUWco0

姫はどんどん恐怖に飲まれガタガタと震えはじめた

男「どうしたんだよ!?くそっ・・・!!」

どうしたらいいか分からない

とっさに姫を抱きしめていた

男「ごめんっ・・・ごめんな・・・!」

俺も訳がわからず謝った

腕に中で震えていた姫はゆっくりと落ち着きを取り戻し・・・

姫「・・・・・」

男「もう大丈夫か・・・?」

姫「・・・苦しい」

つい力がこもってしまっていた

男「あわっ・・・いや、ごめんな。別に変な気はないんだ・・・」


1:


23: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 20:46:04.75 ID:DQofUWco0

姫「雨・・・止まない・・」

ザー・・・

男「だな・・・」

雨が止むまでという約束をやけに大事にしてるな・・・と思った

男「何か食うか?俺腹減った」

姫「・・・・・・」コクン

食うらしい

冷蔵庫の中には何も無かった

男「何もねぇし・・・あ、カップ麺あったな」

丁度二つカップ麺があった

男「カップ麺でいい?」

姫「・・・・・」コクン

いいみたいだ

お湯を沸かして3分待つ

パカ

ズズーッ・・・

二人で麺をすすった


1:


25: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/25(月) 20:53:45.87 ID:DQofUWco0

・・・・・

男「ほら、乾いたぞ」

先輩の部屋から乾かしていた服をとってきた

姫「・・・今は・・・着替えたくない」

だぶだぶのジャージとパーカーは以外と楽なのだろうか・・・?

しかし、流石に下着はきてもらわないと困る

男「せめて下着だけでも・・・」

その時さっきまで気がつかなかった姫の異変に気がついた

手や足に傷が沢山ある

引っ掻き傷から叩かれたようなアザまで

男「これ・・・どうしたんだ・・・?」

姫「・・・・・」

男「もしかして・・・虐待とか?」

一番に思い浮かんだのはそれだった

姫「ぎゃく・・・たい?」

しかし、この時は気がつかなかった

彼女はもっと辛い仕打ちを耐えてきたことに


1:


37: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/26(火) 00:20:47.95 ID:DQofUWco0

男「虐待・・・もしかして知らない?」

姫「知らない・・・」

驚いた

まさか虐待を知らない人がいるなんて

男「その・・・乱暴されたりとか・・・」

乱暴という言葉を出した途端にまた姫の表情が強張る

やはりなにかトラウマがあるのだろう

男「まぁ、いいや」

姫「・・・・」

男「姫はいくつなんだ?中学生?それとも・・・小学生だったり?」

予想外の答えが帰ってきた

姫「わからない・・・」


1:


38: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/26(火) 00:25:42.68 ID:DQofUWco0

男「わからないことは・・・ないだろ?学校はどこ行ってるんだ?」

姫「学校・・・行ってない・・・」

不登校か・・・?と考えたが続く姫の説明で合点がついた

姫「お母さん・・・いなくなってから学校行かせてもらえない・・・」

とても苦しそうに姫は教えてくれた

男「お母さん亡くなったのか・・・」

姫「違う!居なくなっただけ・・・!」

強く否定され少し戸惑ってしまった

そりゃそうだろう。まだ死んだと決まった訳じゃない母を死んだ扱いされて

40: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/26(火) 00:30:22.34 ID:DQofUWco0

男「そうか・・・お父さんは・・・?」

姫「・・・私が知らない時に死んだ」

知らない時・・・つまり物心つく前に死んだのだろう

姫「新しいお父さん・・・嫌・・・」

男「嫌・・・?」

ひどい目にあわせたのはこの新しいお父さんって人だろう

男「そうか・・・大変だったな」

そっと姫の肩を抱いてやると姫はまた違和感のある不思議な視線でこっちをみてきた

男「ん?俺どうかした?」

姫「なんでも・・・ない」

気がつくともう日付をまたいでいた


1:


41: ◆b5E8Z05uGA :2013/03/26(火) 00:37:37.13 ID:DQofUWco0

ザー・・・

雨は止まない

男「ゲリラ豪雨じゃなかったのかよ・・・」

姫「・・・・・・」

男「そのお父さんのところに帰りたく無いのか?」

姫「・・・・・」コクン

なんだか危ない気もするが・・・一日だけなら

男「雨が止むまでって約束だしな・・・泊まってくか?・・・・いや、もちろん変な気はないぞ?純粋に可哀想だからだ」

姫「・・・・泊まる。雨が止むまで」

話は決まったとなればあとは寝るだけ

男「そろそろ寝ないと・・・。で、寝る場所なんだが・・・」

ベッドは一つ布団はない。

寝る場所は一つしかない。

ここでアニメとかのカッコいい紳士は「フッ、君はベッドで寝たまえベイビー。僕はソファーで十分っさ」というところだろう。

しかし、この季節でそれをやると・・・死ぬ。凍死する。

男「我慢できるか・・・?俺なるべく小さくなるからさ・・・?」

姫「大丈夫・・・慣れてるから」

男「慣れてる・・・?」


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