人間の可能性を感じた時の話する

Japanese Monk praying in morning celemony at Kyoto Hyakumanben Chionji Temple

1: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:23:58.26 ID:VckjLEEd0
人間ってスペック生かしきれてないって本当だなと思った話
4: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:26:32.35 ID:UWUNwIcZ0
早速スペック生かし切れてないな
5: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:27:06.89 ID:VckjLEEd0
>>4
いやもうそんなレベルの話じゃないんだよ
6: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:27:19.38 ID:yl7/SRLHi
>>4ワロタ
8: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:30:15.20 ID:VckjLEEd0
30年ほど前になるんだが、とてつもなく感覚が研ぎ澄まされた時期があったんだ

当時まだ20代だった俺は交通事故で両親と弟を失った
それがキッカケで葬式やら年回忌やらで坊さんと会う機会が増えたんだ
坊さんと会ううちに俺も坊さんやってみたくなって弟子入りした
9: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:32:13.98 ID:VckjLEEd0
そんで弟子入りつっても粗末なもんで雑務の連続でな
まぁ仕方ねえかと思ってやってたら、ある日書類も通ったし修行にいける事になったと住職から伝えられた
修行ていっても簡単なもんだろどうせと思ってたが最低限のお経や所作等は覚えて行かなくちゃならんかった
10: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:33:10.87 ID:dtspL9Ah0
50歳以上か

引用元



12: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:34:31.82 ID:VckjLEEd0
その日から素人が必死こいてお経読んで所作覚えて宗派の歴史とかそもそも仏教とはなんぞ?つう部分から叩き込まれた
寺の看板と住職のメンツを背負って行く訳だから仕方ねえかっつって頑張った訳だ
もちろん両親と弟を供養したいっていう第一の理由があるんだけどな
13: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:35:13.88 ID:YQ7c+RWI0
ふむふむ
14: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:36:22.61 ID:VckjLEEd0
早いもんで俺も55だ
けど若もんよ、末期患者のジジイの話を聞いてくれよ
2chは知人に教えてもらった
若いのがヒマこいてるらしいから、もったいねえと思ってな
16: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:39:13.01 ID:VckjLEEd0
そんでだ、半年みっちり叩き込んでもらって遂に修行に行ったんだよ
修行ていってもな、車の免許でいうところの普通免許取りに行く感じのだ
まず普通免許取ってそこから枝分かれして大型なら大型、一種二種ならそっちと分かれるように坊さんもまずは普通免許取るんだと
18: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:42:14.26 ID:VckjLEEd0
普通免許取るための修行はツライにはツライが若い分体力で乗り切ってやってな
もちろん両親と弟を供養したい一心だ
無事に坊さんになった俺は毎日毎日両親と弟の供養だけは何があっても欠かさなかった
お前ら失ってからじゃ遅せえぞ?ジジイの戯言だと思うんならそれまでだがな
19: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:45:23.08 ID:VckjLEEd0
まぁそう言うな
修行終わったら住職からもっと上の修行にいける事を教えてもらった
供養という目的は達成出来たが上があると言われちゃあ行くしかねえな
つうことで行ったんだわ荒行
20: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:48:09.38 ID:VckjLEEd0
そしたらよ、寝る時間なんざねえんだよ
24時間修行しっぱなし
もちろん名目上の就寝はあるにはあるんだが行数が絶対だから初めての初行って連中は自分の睡眠時間なんかないんだよ
食べ物もお粥の米抜いたお湯、要するに重湯だな、これを一日一食から二食
もう死ぬんじゃないかと毎日思った
23: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:50:29.26 ID:VckjLEEd0
そんなある日だ今日も今が朝なのか夜なのかわかんない中、一日が始まり水行して読経して水行して読経しての繰り返しの合間に先輩が俺の後ろから歩いて来た
その時は何も不思議に思わなかったんだが俺は少しずつ人間の可能性を感じ始めてきてた
24: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:52:38.18 ID:VckjLEEd0
後ろからくる人間の足が床と擦れる音で誰だか分かるようになってきた
不思議なもんで人間ってのは恵まれすぎると感覚が鈍るみたいでな
そういうもんを一切取っ払って取っ払って生身になると人間本来の五感が研ぎ澄まされるんだな
次に変わったのは手だった
26: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:53:54.01 ID:DGEJxH0S0
坊さんって全員こんなことしてんの?
27: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:55:08.61 ID:VckjLEEd0
フラついて壁に手を着くと壁伝いに振動がきてるのが分かった
読経で正座中、床に手をやると後ろの連中が足が痺れて不安定な正座をしてるのが分かった
不思議なもんだな
次に変わってきたのは目だった
すでに修行は40日が経過していた
28: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:58:11.71 ID:VckjLEEd0
全員はしてねえな、宗派でも違うし修行は強制ではないからな
やりたい奴はやる、ただ寺から離れる訳だから都合がつかなくて修行に行けないやつもいる

目が変わったってのは物がゆっくり見えたり写経用の髪の枚数を山積みの状態でも数えたり出来るようになってきた
29: 以下、からお送りします 2013/09/02(月) 23:58:14.76 ID:EE05BLu70
感覚を研ぎ澄ましたければ
毎日人がたくさんいる教室みたいなところで寝たふりをしたほうがいいぞ
聴覚というか音に含まれる情報からの認識力が向上するからな

誰かがちょっかいを出してくれる環境だともっといい
いわゆる殺気がわかるようになる
30: 以下、からお送りします 2013/09/03(火) 00:00:33.53 ID:pny5c/vi0
修行60日が経った頃修行仲間が1人死んだ

なんていえば若いのに伝わるかな
歳食ってから人の死を経験するとな自分の居場所が一つ減ったような寂しい気持ちになるんだわ
31: 以下、からお送りします 2013/09/03(火) 00:04:00.59 ID:pny5c/vi0
まぁなんだ、甘ちゃん小僧が殺気だなんだと言ったところで本当に死と向き合った事もねえのが吠えてるようにしか見えねえなあ

それからより一層自分を追い込んで修行に励んだ俺は無事に修行を終えたわけだ
いの一番に墓行って報告したんだがよ
どういうわけか墓が怖いんだわ
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