ニート歴10年でプロニートになったったwww

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1: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:08:35.20 ID:X5PPFkCI0

友「おーい、テレビでお前みたいな奴が映ってたぞwww」

男「……は?」

友「いやーびっくりしたわ」

友「56歳でニートして、79歳の母親の年金で暮らしてやがんの、そいつ」

友「まるでお前そのものだったぜ!」

男「ハア……」

友「……何ため息ついてんだよ」

男「で? 何が言いたいんだ?」

友「何とも思わないのか?」

男「そいつはそいつ。 俺は俺」

男「どうでもいい」

友「……いい加減に働けよ」

友「あんな奴みたい、と言われて恥ずかしくないのか?」

男「俺はクズだからな」

男「何とも思わない」

男「お前も俺みたいな奴、早く見限った方が……」

男「……ああ、俺のおふくろにまた頼まれたのか?」

友「…………

」 男「図星かよ」

友「……お前、どうしてそうなっちまったんだ?」

友「昔はいい奴だったのに……」

男「俺はいい奴じゃねーよ」

男「いい奴を演じてただけだ」

友「…………」


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3: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:10:47.04 ID:X5PPFkCI0

友「あのテレビの奴だって、それなりに反省はしていたぞ?」

友「お前も世間一般に顔向けできない事をしている自覚があるんだろう?」

友「だったら顔向け出来る様に頑張ればいいじゃねーか」

男「ハア……」

友「またため息かよ」

男「そんな事は、耳タコだっての」

男「ニートってクズはな、それを自覚しながらも続けたいと思うんだよ」

男「もう変化する事に諦めがついているんだ」

友「はあ?」

友「そんな訳無いだろ」

友「誰だっていい暮らしや金稼ぎをしたいって思うだろ、普通」


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4: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:11:57.18 ID:X5PPFkCI0

男「今の世の中で、56歳の元ニートにそんな事できんのか?」

男「年齢だけじゃない。 俺みたいな職歴の薄い奴が」

男「ちゃんとしたところに雇ってもらえると思ってんのか?」

友「努力もしないで何言ってんだよ」

男「あーはいはい。 努力ね」

男「就活してあちこち行って徒労に終わる」

男「いや、その前に電話で落とされるのがオチ」

男「そんな未来しか予測できません」

友「…………」

友「やってみなけりゃわかんねーだろ、そんなの」

男「そのテレビで映ってた奴に誰か同情していたか?」

友「居るわけねーだろ」

男「じゃあそんな奴雇いたいって思う人間も居ないだろ」


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5: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:13:10.74 ID:X5PPFkCI0

友「あー言えばこー言うなぁ」

男「事実だろ。 俺が言ってるのは」

友「親とかに申し訳ないとか、そういう気持ちはないのか?」

男「無いけど普通表には出さない」

友「……本当にクズだな、お前」

男「ええ。 そうですが何か?」

友「マジに親とかに悪いって思ってねーのかよ?」

男「ああ」

友「……本当に最低だな」

友「あのテレビの56歳ニートだって、そこまでの最低発言はしなかったぞ」

男「そりゃテレビだからだろ」


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6: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:13:55.44 ID:X5PPFkCI0

男「不特定多数の大勢が見ている中で、最低発言するわけない」

男「モザイクが掛かっている状態でも居場所を特定される世の中なんだ」

男「狂った平穏を求めるニートが、わざわざ波風立てるような事するか」

友「いや、モザイクなんてかけてなかったぞ?」

男「……は?」

友「つーか、住所とかは無かったけど住んでる家はバッチリ映ってたぞ?」

男「…………」

男「……ギャラ目当てのただの馬鹿か」

男「もしくはヤラセだな」

友「被害妄想乙」

男「何となくだが」

男「母ちゃん俺頑張るよ、みたいなので母親が泣くシーンとか無かったか?」

友「…………」


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7: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:15:16.51 ID:X5PPFkCI0

男「……今のテレビは、そんなのばっかだな」

友「あーもう! テレビの事はもうどうでもいい!」

友「お前だよ、お前!」

友「お前、そんな態度で将来どうすんだ!?」

友「食っていけねーだろ!?」

友「親が死んだら、どうするつもりなんだ!?」

男「生活保護申請するつもり」

友「」

男「とりあえず生きてはいけるよ」

友「アホか! いきなりそんな申請通るわけないだろ!?」




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8: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:16:04.40 ID:X5PPFkCI0

男「ああ」

男「親が死んだあと、年金は止まるが」

男「保険もそれなりに入ってくる」

男「それを食いつぶした後になるな」

友「」

友「……マジでモノホンのクズだな」

男「だからそうだってば」

友「もういい」

友「今聞いた事、洗いざらいお前のおふくろさんにぶちまけてくる」

男「どうぞ」

友「ほ、本当に言うぞ!?」

友「ここを追い出されて野垂れ死ぬぞ!?」

男「そうなったら」


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9: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:17:21.53 ID:X5PPFkCI0

男「そこらへんの誰かに襲いかかって、刑務所に入る」

友「」

男「そう言ってるから、追い出したくても追い出せないだろうさ」

友「……マジにムカついてきた」

友「いや、俺でこんな気持ちなんだ」

友「そのうち、親に殺されるぞ?」

男「そんな度胸があれば、とっくにやってるだろうさ」

男「……ああ、それは違うかも」

男「もしかしたら今、進行中かもしれん」

友「なに?」


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10: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:18:10.72 ID:X5PPFkCI0

男「食事の事で文句を言わなくなったからな」

友「……?」

友「どういう意味だ?」

男「俺が痛風持ちなのは知ってるか?」

友「いや、初めて知った。 なんだそれ?」

男「簡単に言うと、食事に気を付けないと激痛が伴う病気なんだよ」 友「…………」

男「そして病気が進行していくと腎機能障害を起こす」

男「命に関わる状況になる」

友「……狂ってる」

男「そう思うのなら、お前は正常だよ」

男「悪いことは言わん。 もう俺に関わるな」

男「お前が居るせいで、おふくろが希望を持ってしまう」

男「いらん事するな」


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11: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:20:29.29 ID:X5PPFkCI0

友「…………」

友「……なあ」

男「ん?」

友「お前……さっき『狂った平穏』とか言ってたよな?」

男「…………」

友「そういう自覚があるのなら」

友「それを変えていきたいって……本当にこれっぽっちも思ってないのか?」

友「いや……そうじゃない」

男「…………」

友「お前は……どうしてもらったら、それを変えようと思えるんだ?」

男「…………」

友「…………」


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12: 名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/05/08(金) 22:21:14.27 ID:X5PPFkCI0

男「……それを聞いてどうする?」

男「実現は絶対不可能だ」

友「…………」

友「それでもいい」

友「聞かせてくれ」

男「…………」

男「そうだな……」

友「…………」

男「対等で居てもらいたい」

友「…………」

友「……は?」


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