バスで毎日隣の席に座ってきた障害者の男の子の話する

1: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 06:33:16.42 ID:9nuPyzhm0.net
まあよかったら聞いてって

書きためてないから遅いけど
2: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 06:35:49.14 ID:9nuPyzhm0.net
当時私は中3、男の子は恐らく中1くらい

出会いは大雨が降った日、バスの車内が混み混みで大変な日だった。
4: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 06:39:56.40 ID:9nuPyzhm0.net
男の子は所謂軽度の知的障害者でそれは誰の目から見ても分かるような感じだった。混雑した車内で男の子は小銭をばらまいてしまった。
私は泥水に濡れた小銭を拾うのを手伝ってあげて、彼は無事ばらまいた小銭をすべて回収することができた。

その日は何事もなかったかのように彼とは別れた。
8: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 06:45:38.29 ID:9nuPyzhm0.net
男の子の出会いから3日後、その日は快晴なので空席が沢山あり、私を含めて乗客は5人くらいしかいなかった。
2人席に1人で座っていて今日は学校で友達とどんな話をしようかとかくだらない考え事をしていた。

すると男の子が乗車してきた。
普通に空いている席にすわるものだと思っていたら、私の隣に腰かけてきた。
11: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 06:52:46.33 ID:9nuPyzhm0.net
他に空席が沢山あるのになぜわざわざ私の隣に座るの?!
私の頭ははてなでいっぱいだった。
しかしその子の知的障害は至って軽度のもので車内で騒いだりブツブツ無意味に独り言を呟いたりすることはなく物静かにしているマナーのある子だったので別段不快ということはなく、この席に座ったのは単なる気まぐれかもしれないとあまりその日は深く考えずにいた。

引用元



13: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 06:57:14.24 ID:9nuPyzhm0.net
翌日、昨日と同じバス停でまた彼が乗車してきた。この頃は4月の半ばあたりで彼も学校にバスで通い始めたのだということをなんとなく理解した。

そしてこの日も天気は普通。車内はほとんどが空席という状態。
私は昨日と同じいつも座るお気に入りの席に座っていたのだが、お察しの通りまたしても彼は私の隣に腰かけてきた。
なぜだ、意味がわからない。
14: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:01:09.45 ID:9nuPyzhm0.net
とりあえず様子を見ようということで特に私は何もせず、そのまま1週間同じ席に座り続けた。
けどやはり彼も私の隣に断固として座り続ける。
彼が知的障害者だからという理由ではなくてただわけもなく隣に座られることが気味悪く感じてきた私はこのことについて原因を考えた。
彼は私の隣に座りたいのではなくて、もともとこの席が好きなだけではないのか、そこにたまたま毎回私が先に腰かけてしまっているから隣になってしまうだけなのではないか。
15: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:04:15.80 ID:9nuPyzhm0.net
そう考えた私は翌日からいつもとは違う席に座ることにした。
私が座っている場所以外いつもと変わらぬ車内とバス停。
彼が乗車してきた。
私はなぜかとても緊張していた。
すると彼は徐ろに私の席めがけて歩いてきた。
嘘だろ?!
16: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:08:34.02 ID:9nuPyzhm0.net
お約束通り、彼は私の隣になに食わぬ顔で座った。
私の手はなぜか震えていて心臓が激しく警告音を鳴らしていた。

いや別にいいんだよ、どこの席に座るかはその人の自由だし。
でもさ、なんでやねん!!なんでやねん!!
なにがしたいんだ君は!

と心の中で叫び続けた。
彼はいつもように大人しく前を向いて座っていて、その様子があまりにも自然なのがかえって不気味だった。
17: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:12:53.87 ID:9nuPyzhm0.net
彼は何も悪いことはしていないし、注意するのもおかしい。
他に沢山席空いてますよと促したところでちゃんと理解してもらえるかわからないし、今まで物静かにしていたけど声をかけたことで激高されては困る。
というかそもそも声をかける勇気がなかった。

しかしここで私は名案を思いつく。なぜもっと早くこうしなかったんだ。
2人席に座るからいけないんだ。1人席に座ればいいんだ。
19: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:17:31.01 ID:9nuPyzhm0.net
私は翌日少し気が引けたけど優先席に座った。この時間はお年寄りや妊婦さんは少ないし、もし乗ってきても譲ればいいやと思って。

彼が乗車してきた。

この時点で私は心の中で勝った・・・と思っていた。
しかしホットするのは早かった。
彼は私の近くまで歩いてきた。
そしてまさかのつり革に掴まって私の真横にスタンディング。

これはある意味隣に座られるよりも悪質である。
21: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:21:33.81 ID:ia70RLXv0.net
ほうほう
22: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:23:49.68 ID:9nuPyzhm0.net
彼は私の想像をいつも超えてくるやばい奴だった。
ここで彼が気まぐれに席を選んでたまたま横が私だった説は完全に消滅した。

彼はなぜ私の隣にそこまでこだわるのか。
私は彼がマジで怖くなってきていた。
しかし私の住んでいる地域は田舎すぎてバスの本数が少なく、このあとの便だと遅刻するし、このまえの便だと早すぎるということで便を変えることはできず、仕方なく私はこのバスに乗るしかなかった。
23: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:27:52.51 ID:9nuPyzhm0.net
スタンディング事件のあとも2人席の空席に荷物を置いてみる作戦等を試みるもやはり彼はスタンディングをかましてくるので寧ろ私がマナーがなっていないせいで彼が迷惑してこまっている図が出来上がってしまい、無意味だった。

どんなことをしても彼には勝てないということを悟った私は彼に対抗するのは諦めて彼を受け入れようと生意気なことを考えはじめるようになっていた。
24: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:33:53.06 ID:9nuPyzhm0.net
私は一番最初に座っていたお気に入りの席に毎日座るようになり、当然のように毎回彼はその横に座ってきた。
25: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:35:00.50 ID:9nuPyzhm0.net
バスに乗る時間が嫌すぎて乗車中は寝たり、窓から景色を見ることで気を紛らわせていた。
26: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:36:35.94 ID:9nuPyzhm0.net
母に相談したら母は車で送迎してあげようかと言ってくれたが、そうすると、母は会社に出勤する時刻を変更したりなんやかんやで給料が減ってしまうと聞き、結局はそのまま私は彼と一緒に通学をしていた。
29: 以下、からお送りします 2014/10/29(水) 07:39:58.68 ID:9nuPyzhm0.net
しかし慣れというのは怖いもので2ヶ月もたつと私は彼に対して不快感を抱かなくなった。私の横に彼が座るのは当たり前で彼はいつも私よりも先に降りるのだけどバスの車内以外でどうこうということは全くなく、それが自然でそれが私にとって当たり前の日常になっていた。
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